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エディターコラム

娘と一緒に通える美容室の選び方

森ゆうこサロニー編集部
娘と一緒に通える美容室の選び方

子どもが大きくなると、「同じ美容室に一緒に行けたら楽なのに」と思うことはありませんか。高校生の娘を持つ母として、親子で通える美容室を探したときに気づいたこと、予約や相談のこつ、校則や予算との付き合い方を、等身大でまとめました。

こんにちは。サロニー編集部の森ゆうこです。月曜日は、話題のコスメや流行りの美容を、等身大の言葉でお届けしています。

前回の髪色の話では、高校生の娘との会話をたくさん書きました。読んでくださった方から「うちも娘と美容室の話でもめます」というメッセージをいただき、思わず笑ってしまいました。

今回は、そんな親子の美容室事情の話です。

「一緒の美容室」を考えたきっかけ

娘が小さいころは、私が通っている美容室で、ついでに前髪を切ってもらっていました。ところが中学生になったあたりから、「お母さんと同じところは、ちょっと…」と言い出しました。

それからしばらくは別々の美容室に通っていたのですが、高校生になって、また状況が変わりました。部活に勉強に忙しい娘は、自分で美容室を探して予約する時間がない。私は私で、送り迎えのたびに別々のお店に行くのが大変。

そこで、「親子で一緒に通える美容室を探してみよう」と思い立ちました。探してみると、思っていたよりも選ぶポイントがたくさんあったのです。

親子で通うと、うれしいこと

まず、実際に一緒に通うようになって感じた、よいところからお話しします。

ひとつは、予定が一度で済むことです。同じ日に、同じ時間帯で二人分の予約が取れると、移動も待ち時間もぐっと減ります。週末の予定が詰まっている家庭には、これがいちばん大きいかもしれません。

もうひとつは、美容師さんが家族のことを知ってくれていることです。「お母さんも同じくせがあるから、娘さんもこう乾かすといいですよ」と言ってもらえたときは、なるほどと思いました。髪質は親子で似ていることが多いので、片方の髪を知っていると、もう片方の相談にも乗りやすいそうです。

そして、意外だったのは、美容室が親子の会話のきっかけになったことです。帰りの車で「あの美容師さん、話しやすいね」「次は前髪どうする?」と話す時間が、私にはちょっとうれしいのです。

駅のホームで、電車をのぞきこむ制服姿の高校生
駅のホームで、電車をのぞきこむ制服姿の高校生

選ぶときに見ておきたい、五つのポイント

ここからは、私が親子で通える美容室を探したときに、実際に見ていたポイントです。

ひとつ目は、年代の幅広いお客さんがいるかどうかです。お店の雰囲気がどちらかの年代に寄りすぎていると、もう一方が落ち着かないことがあります。予約サイトやお店のSNSに載っているスタイル写真を見ると、どんな年代のお客さんが多いか、なんとなく分かります。

ふたつ目は、学生向けのメニューや料金があるかどうかです。お店によっては、学生向けの料金を設けているところもあります。毎月のことなので、家計を預かる身としては見逃せません。

三つ目は、同じ時間に二人分の予約が取れるかどうかです。美容師さんが一人のお店だと、親子同時は難しいこともあります。予約サイトで二人分の空きがあるか見てみたり、電話で「親子で同じ時間に行けますか」と聞いてみたりするのがおすすめです。

四つ目は、駐車場や通いやすさです。静岡は車で移動する家庭が多いので、駐車場があるかどうかは大事なポイントです。娘が一人で通うことも考えると、バス停や駅からの近さも気にしておくと安心です。

五つ目は、子どもの意見をちゃんと聞いてくれる美容師さんかどうかです。これがいちばん大事だと、私は思っています。

「お母さんの好み」を押しつけないために

正直に書くと、私は一度、失敗しています。

娘を連れて行ったとき、つい横から「もう少し短くてもいいんじゃない?」「前髪はもっと軽く」と口を出してしまったのです。娘はその場では何も言いませんでしたが、帰りの車でむくれていました。

それからは、カウンセリングのときは、私は少し離れた席で待つようにしています。髪型を決めるのは、あくまで本人。親が伝えたいことがあれば、予約のときに「校則でこういう決まりがあります」と、事実だけを伝えておくようにしました。

いい美容師さんは、子どもとも大人と同じように話してくれます。娘の話を聞きながら、「それなら、こういう形もあるよ」と選択肢を見せてくれる。そういう美容師さんに出会えると、娘も自分から「次はこうしたい」と言えるようになってきました。

校則と、おしゃれのあいだで

高校生の髪で悩ましいのが、校則です。学校によって、髪色や長さ、結び方などの決まりは本当にさまざまです。

美容室で「校則があって」と伝えると、その範囲の中で、どうしたら娘らしくできるかを一緒に考えてくれます。たとえば、髪色は変えずに、カットで軽さや動きを出す。結んだときにきれいに見える長さにする。休みの日だけ、アイロンで巻いて楽しむ。

娘の通う学校の決まりは、私もきちんと把握していなかったので、改めて娘と一緒に確認しました。校則のことは、遠慮せず最初に美容師さんに伝えておくと、あとで困ることが少なくなります。

それから、長期休みは、髪で少し冒険したい学生さんが増える時期です。夏休みや冬休み、春休みの前は予約が混みやすいので、早めに予約を入れておくのがおすすめです。

美容室の窓に貼られた、いろいろな髪型の写真
美容室の窓に貼られた、いろいろな髪型の写真

予約と支払い、わが家のルール

親子で通うようになってから、わが家ではいくつかのルールを決めました。

予約は、娘のスマートフォンからでも取れるように、予約サイトの使い方を一緒に確認しました。最初は私が取っていましたが、今は娘が自分で取ることも増えています。自分で予約して、自分で行く。これも、少しずつ大人になる練習かなと思っています。

支払いは、カット代は親が出し、トリートメントなどの追加メニューは、お小遣いから出す、という形にしています。何を足すか自分で考えるようになったので、娘なりに「今回はなしでいいや」と決めることもあるようです。

もちろん、これはわが家のやり方です。ご家庭ごとに、話し合って決めるのがいちばんだと思います。

美容室の帰りに、ちょっと寄り道

もうひとつ、親子で通うようになってからの楽しみがあります。美容室の帰りの寄り道です。

髪を切ったあとは、娘もなんとなく機嫌がよく、「ちょっとドラッグストア寄りたい」と言い出します。二人でコスメ売り場を見ながら、「このリップ、お母さんにも似合いそう」「それは若すぎない?」と言い合う時間は、ふだんの生活ではなかなか持てません。

娘が気になっているコスメを教えてもらうと、私のSNSの仕事にも役立ちます。逆に私が、肌に合わないものを使ったときのことや、日焼け止めの塗り直しの大切さを話すと、娘も意外と素直に聞いてくれます。美容は、親子が同じ目線で話せる数少ない話題のひとつなのかもしれません。

最近は、娘に誘われて、まつげやネイルのお店をのぞいてみることもあります。年齢に合ったメニューがあるか、学校がある時期でも大丈夫か、娘と一緒に確かめながら選ぶのも楽しいものです。

親子で通える美容室は、身近にある

探してみて感じたのは、親子で通える美容室は、特別なお店ではないということです。家族で通っているお客さんが多いお店は、静岡にもたくさんあります。

最初の一歩としては、まず自分が通っている美容室で、「娘も一緒に来てもいいですか」と聞いてみるのがいちばん手軽です。合わなければ、二人で別のお店を探してみる。その過程も、親子の思い出になるかもしれません。

娘が大人になって、いつか一人で美容室を選ぶようになったとき、「お母さんと行ったあのお店、よかったな」と思い出してくれたら、うれしいなと思っています。

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