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エディターコラム

今年の秋冬に流行る髪色

森ゆうこサロニー編集部
今年の秋冬に流行る髪色

秋になると、髪の色を少し変えたくなりませんか。雑誌やSNS、そして高校生の娘との会話から見えてきた、今年の秋冬の髪色の傾向をまとめました。美容室で色を頼むときのこつや、色を長く楽しむための家でのケアも、母親目線でお届けします。

はじめまして。サロニー編集部の森ゆうこです。毎週月曜日に、話題のコスメや流行りの美容を、等身大の言葉でお届けします。

ふだんはサロニーのSNSを担当しています。新作コスメが出ると、ついドラッグストアやデパートのカウンターをのぞいてしまう、根っからのコスメ好きです。家には高校生の娘がいて、いま若い人のあいだで何がはやっているのかは、だいたい娘から教わっています。

自分のための美容と、娘から聞く流行の話。その両方を行き来しながら、「結局、私たちはどうすればいいの?」というところまで書いていけたらと思っています。

第1回は、季節の変わり目にぴったりの、髪色の話です。

秋になると、髪の色を変えたくなる

夏のあいだは明るめの髪色を楽しんでいた方も、10月に入ると、なんだか今の色が浮いて見える。そんなふうに感じることはありませんか。

服がニットやコートに変わり、色も茶色や深い緑、ボルドーのような落ち着いたものが増えてくると、髪の色も自然と合わせたくなるものです。私も毎年この時期になると、美容室で「秋っぽくしてください」とお願いしています。

髪の色は、服よりも顔に近いぶん、季節の印象を大きく左右します。ほんの少し色を深くするだけで、同じ服でもぐっと秋らしく見えるのが、髪色のおもしろいところです。

今年の秋冬に、よく見かける色

ここからは、雑誌やSNS、美容室で見聞きしたことをもとに、今年よく見かける色をまとめてみます。流行は地域やお店によっても違うので、あくまで「こんな色が人気みたい」という目安として読んでください。

ひとつ目は、ブラウン系の深い色です。チョコレートやモカのような、やわらかく落ち着いたブラウンは、秋冬の定番です。明るすぎず暗すぎず、職場や学校の行事でも浮きにくいので、私のまわりでもいちばん多く見かけます。

ふたつ目は、赤みを少し足した色です。ボルドーやカシス、テラコッタのように、ほんのり赤みを感じる色は、秋の服とよくなじみます。赤みのある色は、肌の血色をよく見せてくれるので、顔色がさえないと感じやすい季節にもうれしい色です。

三つ目は、グレージュやベージュ系です。黄みを抑えた、くすんだやわらかい色で、ここ数年ずっと人気が続いています。ただ、明るめのベージュは、髪をいったん明るくしてから色を入れることが多いので、髪への負担も含めて美容師さんと相談するのがおすすめです。

そして最近は、「暗めの色を、あえて楽しむ」人も増えているように感じます。黒に近い深い色に、光が当たったときだけ赤みや青みが見える。そんな、さりげない色の遊び方です。

娘と話していて、気づいたこと

先日、娘に「今どんな髪色がはやってるの?」と聞いてみました。

返ってきたのは、「みんな、パッと見は暗いよ。でも光に当たると色が見えるのがいい」という答えでした。校則のこともあるのかもしれませんが、目立ちすぎない色の中で、自分らしさを出したいという気持ちは、大人とあまり変わらないのだと感じました。

もうひとつ驚いたのは、娘たちが色の名前をよく知っていることです。「ミルクティーベージュ」「ショコラブラウン」など、SNSで見た色の名前をそのまま美容室で伝えるそうです。

ただ、ここには落とし穴もあります。同じ色の名前でも、お店や美容師さんによって、思い浮かべる色は少しずつ違います。名前だけで伝えると、「思っていたのと違う」となりやすいのです。

美容室で、色をうまく伝えるこつ

そこで、私が実際にやっている伝え方を三つ紹介します。

シャンプー台で、髪に薬剤をなじませているところ
シャンプー台で、髪に薬剤をなじませているところ

ひとつ目は、写真を見せることです。SNSや雑誌で「この色いいな」と思った写真を、スマートフォンに何枚か保存しておきます。「この写真のこの部分の色」と指で示せると、いちばん伝わります。逆に、「この色は避けたい」という写真もあると、さらに話が早くなります。

ふたつ目は、ふだんの生活を伝えることです。職場で明るすぎる色が難しい、子どもの行事が近い、髪を結ぶことが多い、など。美容師さんは、そうした事情に合わせて、色の明るさや入れ方を考えてくれます。

三つ目は、次の来店までの期間を伝えることです。「2か月くらいは行けないかも」とひと言添えるだけで、色が抜けていく先まで考えた色を選んでもらえることがあります。髪の色は、染めた日がいちばんきれいとは限りません。少しずつ落ち着いていく過程も含めて、楽しめるといいですよね。

色を長く楽しむための、家でのケア

せっかく気に入った色にしても、すぐに色が抜けてしまうと残念です。ここからは、私が家で気をつけていることです。

シャンプー台での、やさしい洗髪
シャンプー台での、やさしい洗髪

まず、染めた当日は、できればシャンプーを控えます。美容室によって案内は違うので、担当の美容師さんに聞いてみてください。

次に、お湯の温度です。熱いお湯は気持ちがいいのですが、熱すぎるお湯は、色が落ちやすくなる原因のひとつといわれています。私は少しぬるめのお湯で洗うようにしています。

それから、ドライヤーです。濡れたまま放っておくと、髪がいたみやすくなります。タオルでやさしく水気を取ってから、根元から乾かすようにしています。

カラーをした髪向けのシャンプーやトリートメントもたくさん出ていますが、どれが合うかは髪質によって違います。迷ったら、自分の髪を見ている美容師さんに、おすすめを聞いてみるのがいちばんの近道です。

静岡の秋と、髪色の楽しみ方

静岡の秋は、ほかの地域にくらべると暖かい日が多いように感じます。11月に入っても、日中は上着がいらない日もあります。

そのせいか、私のまわりでは、真冬のような重たい色よりも、少し軽さを残した色を選ぶ人が多い印象です。たとえば、深めのブラウンでも、光に当たるとやわらかく透けて見えるような色。重くなりすぎないので、暖かい日の服にもなじみます。

それから、静岡は晴れの日が多く、秋でも日差しが強い日があります。紫外線は、髪の色が抜ける原因のひとつともいわれています。お出かけの日は、帽子や日傘を使うのもひとつの手です。娘は「日傘は暑いときだけ」と言いますが、私は秋のあいだも持ち歩くようにしています。

年末にかけては、七五三やお正月、成人式の前撮りなど、写真を撮る機会も増えてきます。大事な行事があるときは、その2〜3週間前くらいに染めておくと、色がなじんでちょうどよい頃に当日を迎えやすいと、私は美容師さんから教わりました。行事の予定がある方は、早めに美容室の予約を入れておくと安心です。

年代に合わせた、色の選び方

最後に、母親目線でひとつ。

流行の色を試してみたいけれど、「この年で大丈夫かな」と迷う方もいると思います。私もそのひとりです。

そんなときは、流行の色をそのまま全体に入れるのではなく、少しだけ取り入れるのがおすすめです。たとえば、いつものブラウンに少し赤みを足す。顔まわりだけ、ほんのり明るくする。それだけでも、ぐっと今の雰囲気になります。

また、白髪が気になり始めた方は、白髪を目立たなくする染め方と、おしゃれな色を両立できることもあります。「白髪もあるけれど、秋らしい色にしたい」と、そのまま伝えてみてください。遠慮せずに相談できる美容師さんが見つかると、髪色を変えるのがぐっと楽しくなります。

髪の色は、いちばん手軽に季節を感じられるおしゃれのひとつです。今年の秋は、いつもより少しだけ冒険してみませんか。

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